床鳴りを放置するとどうなる?

最近なんだか床が「ギシギシ」「パキッ」と鳴る…でも生活していく上では支障はないし、
困った事は無いし、でも、「まいいや」―そう思っていませんか?
実はその“ちょっとした音”の裏には、家の劣化や構造トラブルが潜んでいることもあります。
この記事では、床鳴りの放置が招くリスクを“危険度別”にわかりやすく解説。
あなたの家は大丈夫でしょうか?

放置しても問題ない床鳴り【危険度★☆☆】

木材の乾燥や気温差による一時的なきしみ音であれば、大きな問題はないケースが多いです。

その理由は、木材が湿度や温度変化で伸縮するのは自然な現象だからです。
特に冬場や梅雨時期など、環境が変化する時期に床鳴りが一時的に出るケースが多く見られます。
実際に、木材の伸縮によるゆるみが原因で一時的に音が鳴る場合、ほとんどのケースで時間とともに落ち着いていきます。
生活に支障がなく、床が沈み込んだり傾いたりしていなければ、すぐに修理の必要はありません。
とはいえ、「様子見でいい音」と「危険な兆候」は紙一重。見分ける自信はありますか?

早めの修理を検討すべき床鳴り【危険度★★☆】

音が大きくなってきた、あるいは鳴る場所が増えてきた場合は、
部分的な劣化が進行している可能性があるため、早めに専門家に相談すべきです。

なぜなら、放っておくことで小さなゆるみやたわみが悪化し、周辺のパーツにも影響を与える恐れがあるからです。
たとえば、フローリングの接合部分が剥がれかけていたり、下地の釘が緩んでいたりすると、
日常生活の荷重で床全体の構造が不安定になることがあります。こうなると、
小さな補修で済んでいたはずの問題が、数倍の費用を伴う全面補修につながる可能性も。
費用をかけたくないからこそ、早期の判断が出費を抑える鍵になるとしたら、今どう動きますか?

「たかが音」と見過ごした先に、思わぬ代償が待っているかもしれません。安心のための第一歩、いつ踏み出しますか?

床鳴りの原因は?音の種類でわかる“トラブルの深刻度”

ギシギシ」「パキッ」「ミシミシ」…床から聞こえる音は、実は“家からのサイン”かもしれません。
音の種類によって、床鳴りの原因や深刻度が異なることをご存じでしょうか?
この記事では、音の違いから読み解く“床鳴りの正体”を徹底解説。放置していい音と、
すぐに対処すべき音の違いがわかれば、無駄な出費も防げます。あなたの家の音、どのタイプですか?

「ミシミシ」「ギシギシ」系の低い音【構造部の劣化が疑われる】

床下の構造材(根太・大引きなど)のゆるみや劣化が原因の可能性があり、注意が必要です。

このような症状は、床下の構造材がスカスカになっているサイン。
特に湿気の多い場所(キッチン・洗面所・トイレなど)で発生しやすく、シロアリが原因であることも少なくありません。
実際に、床が「ぶかぶかする」「歩くと沈む」といった感覚がある場合、
すでに構造材が食害されている可能性が高く、放置すれば床が抜けるリスクも。
「音」だけでなく「感触」にも注目して、異変を感じたらすぐに専門業者に相談することが大切です。

床鳴りのセルフチェック方法【自分でできる簡単診断】

「床が鳴るけど、これって放っておいて大丈夫?」「業者に頼む前に、自分で確認できないかな…」
そんなふうに思ったことはありませんか? 実は、床鳴りの原因をある程度まで“自分で見極める”ことは可能です。
ここでは、専門知識がなくてもできる簡単なチェック方法を紹介します。
まずはセルフ診断で、あなたの家の床鳴りが“様子見でいい音”か“危険なサイン”かを見極めてみましょう。

音の種類と場所を記録する【第一歩は“観察”から】

床鳴りのセルフチェックは、音の種類・場所・タイミングを記録することから始めましょう。

なぜなら、床鳴りの原因は「どこで」「どんな音が」「いつ鳴るか」によって大きく異なるからです。
たとえば、「朝だけ鳴る」「同じ場所で毎回鳴る」「歩くと沈む感じがある」など、
パターンを把握することで、原因の特定に近づけます。
実際に、プロの業者も現地調査の際には“音の出方”をヒントに原因を絞り込んでいきます。
スマホのメモ機能や録音機能を使って記録しておくと、後々の相談時にも役立ちます。

棟梁

「ただの音」と思わず、まずは“床の声”に耳を傾けてみませんか?

フローリングの継ぎ目や浮きをチェック【目視と触感で確認】

床材の継ぎ目や浮き上がりがある場合、接着不良や木材の収縮が原因の可能性があります。

理由は、フローリングの接合部が緩んだり、下地との間に隙間ができると、
歩行時に摩擦音が発生しやすくなるからです。
たとえば、手で押してみて「カタカタ動く」「浮いている感じがする」箇所があれば、
そこが音の発生源である可能性が高いです。
また、継ぎ目に隙間がある場合は、乾燥による木材の収縮が進んでいるサインかもしれません。
こうした症状が見られる場合は、DIYでの補修も検討できますが、無理にいじると悪化することも。
「見た目は小さなズレ」でも、構造の奥で何が起きているかはわかりません。慎重に判断しましょう。

床下の“沈み”や“たわみ”を感じたら要注意【構造トラブルの兆候】

床を踏んだときに沈む・たわむ感覚がある場合は、
構造材の劣化やシロアリ被害の可能性があるため、早急な点検が必要です。

これは、床下の根太や大引きといった構造部材が傷んでいるサインであり、放置すると床が抜けるリスクもあります。
たとえば、同じ場所を何度か踏んでみて「沈む」「フワッとする」感覚がある場合、
床下の支えが弱っている可能性が高いです。 特に湿気の多い場所や水回りの近くでは、
シロアリ被害が進行しているケースも。この段階では、セルフチェックの限界を超えているため、
信頼できる業者に相談するのが最善です。
「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」の境界線を見極めることが、賢い住まいの守り方です。

「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」の境界線を見極めることが、賢い住まいの守り方ですね。

自然に収まる床鳴りもある【修理不要なケース】

木材の伸縮による一時的な床鳴りは、修理せずに様子を見るだけで問題ないことがあります。

その理由は、木材は湿度や気温の変化で膨張・収縮を繰り返す性質があり、
それによって一時的に音が鳴ることがあるからです。
たとえば、梅雨や冬の乾燥時期にだけ「パキッ」と鳴るような音は、季節が変わると自然に収まることも多く、
特に構造に問題がなければ修理の必要はありません。

棟梁

「音が鳴る=すぐ修理」と決めつけず、まずは“音の出方”を観察することが、賢い判断につながりますよ。

放置NG!修理が必要な床鳴りの見極め方

音が大きくなってきた、床が沈む、複数箇所で鳴るなどの症状がある場合は、早めの修理が必要です。

その理由は、構造材の劣化やシロアリ被害など、放置すると家全体の安全性に関わるリスクがあるからです。
たとえば、床下の根太や大引きが傷んでいる場合、床が沈み込んだり、最悪の場合は抜け落ちる危険性も。
こうしたケースでは、部分補修で済んでいたはずの工事が、全面リフォームに発展することもあります。

棟梁

「費用をかけたくない」からこそ、早めの点検が“最小コスト”につながることを、ぜひ覚えておいてくださいね。

床鳴りの原因がシロアリだった!?【見えないリスクに注意】

「床がギシギシ鳴るけど、築年数も経ってるし、きっと経年劣化だろう」――そう思って放置していませんか?
実はその“音”、シロアリ被害の初期サインかもしれません。
床鳴りの裏に潜む“見えないリスク”を見逃すと、家の構造そのものに深刻なダメージを与えることも。
この記事では、床鳴りとシロアリの関係、見分け方、そして早期対処の重要性について解説します。

この記事では、床鳴りとシロアリの関係、見分け方、そして早期対処の重要性について解説します。

床鳴りとシロアリの意外な関係【音は“侵食”のサインかも】

床鳴りがシロアリ被害の初期症状であるケースは少なくありません。

その理由は、シロアリが木材内部を食害することで、床材がスカスカになり、
歩行時に「ギシギシ」「ミシミシ」といった異音が発生するからです。
たとえば、湿気の多いキッチンや洗面所などで床鳴りが頻繁に起きている場合、
シロアリが床下から侵入している可能性が高いといえます。 特に「沈む」「たわむ」といった感覚を伴う場合は、
構造材の空洞化が進んでいるサインです。

「ただの音」と思っていたら、実は家の土台が危険にさらされていた――そんな事態を防ぐためにも、早期の確認が重要です。

棟梁

「ただの音」と思っていたら、実は家の土台が危険にさらされていた――そんな事態を防ぐためにも、早期の確認が重要です。

シロアリ被害を疑うべき5つのサイン【セルフチェックのポイント】

理由は、シロアリは床だけでなく、柱や壁、建具など家全体に影響を及ぼすからです。
以下のような症状が見られる場合は、シロアリ被害を疑いましょう

  • 床が沈む・たわむ
  • 柱や壁を叩くと空洞音がする
  • 壁紙が浮いている・波打っている
  • 羽アリを見かけた
  • 水回りの床鳴りがひどい

これらはすべて、シロアリが内部から木材を侵食している可能性を示すサインです。
「音」だけでなく「見た目」や「感触」にも注意を向けてみてください。

放置するとどうなる?【床抜け・倒壊リスクも】

シロアリ被害を放置すると、床が抜ける・家が傾くなど、深刻な構造トラブルに発展する恐れがあります。

なぜなら、シロアリは木材の内部を静かに、しかし確実に食い進めていくため、
気づいたときには手遅れになっていることが多いからです。
実際に、床鳴りを放置していた家庭で、床下の根太や大引きがボロボロになり、
床が抜け落ちたという事例も報告されています2。 また、構造材の強度が低下すると、
地震や台風などの自然災害時に倒壊リスクが高まることも。

「音がするだけだから」と油断せず、早めの点検・対処が家族の安全を守る第一歩です。

棟梁

「音がするだけだから」と油断せず、早めの点検・対処が家族の安全を守る第一歩です。

地元で信頼できる業者に相談するには?【豊橋市周辺の方必見】

「床鳴りが気になるけど、どこに相談すればいいのかわからない…」
「できれば地元で、顔の見える信頼できる業者に頼みたい」――そんな声をよく耳にします。
実際、業者選びを間違えると、不要な工事や高額請求といったトラブルに巻き込まれることも。
ここでは、豊橋市周辺で“安心して相談できる業者”を見つけるためのポイントと、
地域密着で信頼されている施工店の特徴をご紹介します。

「顔が見える」業者が安心な理由【地域密着の強み】

地元で長く営業している業者は、施工後のフォローや信頼性の面で安心感があります。

その理由は、地域に根ざした業者は“評判”が命だからです。
いい加減な仕事をすればすぐに口コミで広まり、地域での信頼を失ってしまいます。
たとえば、豊橋市内で30年以上営業している工務店や大工さんは、紹介やリピートで仕事を受けているケースが多く、
施工後のアフターケアにも力を入れています。 「何かあったらすぐ来てくれる」
「担当者の顔がわかる」――そんな安心感が、地元業者の最大の魅力です。

“安さ”だけで選ぶのではなく、“信頼できる人に任せる”という視点が、後悔しない選択につながります。

初回相談や点検が無料の業者を選べば、費用をかけずにプロの意見を聞くことができます。

なぜなら、「相談=契約」ではないからです。 まずは現状を見てもらい、
必要な対応かどうかを判断することが大切です。
「ながら・加藤建築株式会社」では、床鳴りの相談や点検を無料で受け付けており、
無理な営業や押し売りは一切ありません。
「とりあえず見てもらうだけでもOK」というスタンスなので、気軽に相談できます。

棟梁

「相談したら断れなくなりそう…」という不安がある方こそ、こうした“相談しやすい業者”を選ぶと安心ですよ。

「技術力のある大工」に頼むという選択【見えない部分こそプロの目で】

床鳴りの原因が床下や構造にある場合、経験豊富な大工でなければ正確な判断ができません。

理由は、床鳴りの原因は多岐にわたり、見た目では判断できないケースが多いからです。
構造材のゆるみ、シロアリ被害、下地のたわみなど、表面からは見えない問題を見抜くには、現場経験と技術が必要です。
ながら・加藤建築株式会社では、現場経験豊富な大工棟梁が直接点検・対応を行っており、必要以上の工事を勧めることはありません。
「本当に必要なことだけを、適正価格で」――そんな姿勢が、地域で信頼されている理由です。

“誰に頼むか”で、家の未来が変わるとしたら、あなたはどんな人に任せたいですか?

こんなご質問も頂きます。

1. 床鳴りは新築でも起こることがありますか?

はい、新築住宅でも床鳴りは起こることがあります。
特に無垢材を使用している場合、木材が環境に馴染む過程で伸縮し、音が発生することがあります。
施工不良とは限らないため、まずは様子を見るのが一般的ですが、気になるようでしたら、
施工工務店に確認をするのが、一番だと思います。

2. 床鳴りがするのは家の寿命が近いサインですか?

必ずしもそうとは限りません。床鳴りは構造の劣化だけでなく、
乾燥や湿気による木材の動きでも起こります。
ただし、他の症状と併発している場合は、老朽化の兆候として注意が必要です。

3. 床鳴りが気になるとき、まず何をすればいいですか?

まずは音の出る場所やタイミングを記録してみましょう。
どの部屋で、どんな音が、いつ鳴るのかを把握することで、
原因の特定や相談時の説明がスムーズになります。
足で踏んで、音が鳴る時の動画を取っておくと説明しやすくなるかもです。

4. 床鳴りの音が夜だけ大きくなるのはなぜですか?

夜間は周囲が静かになるため、普段は気づかない小さな音も目立ちやすくなります。
また、気温の低下で木材が収縮し、音が出やすくなることも関係しています。

5. ペットがいる家でも床鳴りの修理はできますか?

もちろん可能です。
ペットがいる場合は、使用する材料や工事中の安全対策に配慮する必要があります。
事前に業者に伝えておくことで、適切な対応が受けられます。

6. 床鳴りを放置すると資産価値に影響しますか?

長期間放置して構造にダメージが及んだ場合、将来的な売却時にマイナス評価となる可能性があります。
軽微なうちに対処しておくことで、資産価値の維持にもつながります。

7. 床鳴りの修理に火災保険は使えますか?

基本的に経年劣化や自然現象による床鳴りは保険適用外ですが、
災害や事故が原因であれば対象になることもあります。
契約内容を確認し、保険会社に相談してみましょう。

8. 床鳴りがするとき、家具の配置も関係ありますか?

はい、重い家具が一点に集中していると、床材や下地に負荷がかかり、
きしみ音が出やすくなることがあります。
家具の位置を少し変えるだけで改善するケースもあります。

9. 床鳴りの修理はどの季節に行うのがベストですか?

湿度や気温の安定する春や秋が理想的です。
木材の伸縮が少ない時期に施工することで、補修後の状態が安定しやすくなります。
ただし、緊急性がある場合は季節を問わず対応が必要です。

10. 床鳴りの音が気になって眠れないときはどうすれば?

一時的な対策として、音の出る場所にラグやマットを敷くことで軽減できる場合があります。
ただし根本的な解決にはなりませんので、早めに専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

  • 床鳴りは放置しても問題ないケースと危険なケースがあり、音の種類や床の状態によって判断が分かれるため、早めの見極めが重要です。
  • 「ギシギシ」「パキッ」など音の違いから原因の深刻度を推測でき、床下構造の劣化やシロアリ被害の可能性もあるため注意が必要です。
  • 自分でできるセルフチェックとして、音の場所や種類を記録し、床の沈みや浮きなどを観察することで、ある程度の判断が可能です。
  • 修理が必要かどうかは症状によって異なり、自然に収まるケースもあれば、DIYや専門業者による対応が必要な場合もあります。
  • 地元で信頼できる業者に相談することで、不要な工事を避けつつ、適切な判断と対応が受けられるため、安心して任せられます。

ながら・加藤建築株式会社 代表・加藤泰久自己紹介

日本家屋を建て続けて40年




自然素材の特性を生かし、長年の知識と高い技術

代表・加藤泰久(かとう やすひさ)

KATOU YASUHISA


東三河の皆さん初めまして、この仕事を始めて40年目(令和7年時点)
自然素材にこだわった家造りを続けています。
今まで培って来た大工の経験を活かし、新築からリフォーム工事など建築工事の全般を行っています。

経歴

平成24年【第6回全建連建築技能競技大会にて、銅賞受賞】
平成25年【第27回技能グランプリ大会にて、敢闘賞受賞】
平成25年【厚生労働省ものづくりマイスターに認定】
平成27年【第28回技能グランプリ大会にて、2度目となる敢闘賞受賞】
平成31年【グットスキルマーク(厚生労働省認定)1級技能技師】
令和5年【とよはしの匠認定】
令和6年【愛知県優秀技能者表彰(愛知の名工)】
令和5年~【豊橋大工組合副組合長】
令和5年~【愛知県建設組合連合副会長】

仕事の内容

  • リフォーム工事
  • 新築工事
  • 古民家再生工事
  • 社寺建築
  • エクステリア工事
  • 土木工事
  • 塗装工事
  • リノベーション工事

ブログ

日々の工事の様子など書いています。

最近では、左官工事の仕事もするようになりましたが、自然素材の家造りをこだわってい造っています。