最終追記:2018年05月30日更新

釘を使わない特殊技術の蓋

おでん鍋の蓋の作り替え

【長楽・加藤建築】釘を使わない蓋
【長楽・加藤建築】釘を使わない蓋

長年使ったおでん鍋の蓋の作り替えのご依頼をいただきました。
長年使った蓋は湿気や熱の影響で歪ができてしまいます。長時間、湿気のある場所で使う蓋なので釘などを使うと錆びてしまうので釘を使わないことが条件になります。

【長楽・加藤建築】釘を使わない蓋

この場合、「蟻桟(ありざん)」という厚板の反りを防止する技法を使い、作り替えます。
厚い木版などの裏側に溝を掘り、断面を台形に加工。そこに台形に溝を切ったものを差し込んで、木が反って変形してしまうのを防ぐ加工技術です。