最終追記:2017年06月15日更新
大工の棟梁も、進化し続けなければいけない。
僕は、そう思いながら、勉強をしたり、技術を磨いたりしてきました。
この歳になって、
『和モダン』のデザイン
にも挑戦してみようかと思うようになったのです。日々、勉強ですよね!
なぜ突然「和モダン」なの???…少し説明をさせてください。
伝統的な日本家屋は、装飾が派手なものです。10年前までは、施主さんのご希望としても「いつかは入母屋造りを」という想いがあったのです。
立派な家を建てることは施主さんにとって自慢なところでもあり僕ら大工にとっては「技術」を見せる場でもあります。
でも、お金の掛け方、施主さんの好みなど
時代は、どんどん変わってきています。
そのニーズに合わせて僕らも進化し続けていく方法を考えなければいけないところに来ているようです。
とはいえ、プレカット工法の材木を使ったシンプルな家を建てるつもりは、やっぱりありません。
「いっぽんもん」を使ったり、手刻みで組んでいったりと人と森林に優しい伝統工法を後の世代に伝える使命も、やはり感じているのです。
これまでの伝統的な和風建築日本家屋の良さを残しつつ
若い世代のニーズに合うデザインを取り入れる
という新しい道への枝葉を広げたいのです。
『和モダン』と呼ばれるシンプルな日本家屋のよさを活かしたデザインをこれから少しずつ学んでいきたいと思っています。