最終追記:2017年01月22日更新
愛知県豊橋市 Mさんファミリー結婚と同時に新築の夢に向かったMさんご夫婦。将来を見据えたマイホームづくりは、現状と想像とイメージをしながらの約1年。趣味のステンドグラスも建具にはまり、完成後のお宅にインタビューです。棟梁は親戚にあたります。
社宅住まいから一戸建への思いの芽生え
「結婚を機に新築計画をスタート…」未来を見つめ、将来を設計していく。若い方の「家」への思いはいろいろな迷いや悩み、そして期待と夢で溢れています。 日本家屋と言っても「和モダン」を取り入れることで表情は変わります。飽きない、飽きさせないそんな家づくりを松本さんのお話から感じていただけると幸いです。 お楽しみに!
◆第4話「これからの生活にむけて【最終話】」(全4話)
家族も楽しみもきっと増える。そんなこれからが楽しみ
四季を体感してもうすぐ1年
まだまだ手入れなど慣れないこともありますが、住み始めて四季も体感してもうすぐ1年。私たち30代でも日本家屋が格式高いというような感じはなく、しっくりくるんだなと思いました。
やっちゃんをはじめ、お弟子さん、建具屋さんなど、やっちゃんが信頼している携わってくださった職人さんそれぞれが、私たちに合うように配慮してくださったことに感謝しています。
また、大黒柱の意味や無垢の木がこんなにやわらかいことなど、棟梁でありながら、現場に付随すること、家に関することもいろいろと教えてくれました。
ちなみにやっちゃんは怖くありません(笑)。
ちょっと困ったこと
ちょっと困ったことは、照明など建物に合ったものを見つけることだったかしら…。唐笠天井に付ける照明ってどんなのだろう…
この部屋に合う家具ってなんだろう…って合わせるのが大変でした(笑)
ちょっとした後悔…
こうした方が良かったという点は、住んでから分かったのですが、
2階からお祭りの花火が見えたんです。
動線を考えて洗濯物の1階に干したらというやっちゃんの提案でベランダを付けなかったのですが、
付けてもよかったなと思いました…。
10年住めば見えてくるから
やっちゃんの言葉で思い出深いのは、
「まずは10年は黙って住んでみて。10年経つといろいろなことが見えてくるから。」
の言葉です。
自信がないと言えないですよね。家族構成や状態や考え方も変わる、その場の思いつきで家づくりを変えなくてもいいよ。安心して住んでいいよということなんだと思います。
構造だけでなく、使わている素材や柱や床の面取りなど、細かな配慮が増える家族にも安心です。
いろんな意味がこの一言に込められていると感じます。今、二人で住んでいて問題はありません。馴染みのなかった土地柄にも慣れ、これから外観に手を加えていく予定です。
先輩にご質問!
日本家屋は年配の方のイメージが強くはありませんか?
格式が高くてなんとなく若い30代ぐらいの年代にも住んでみるとしっくりくるものです。やっちゃんをはじめとする大工さんや建具屋さんなどの職人さん方が私達に合うように配慮してくれたんだと感じます。
voice of the interviewer
どんな人が住まわれるのかは知らないで取材をしていることが多いのですが、実際にお会いするとその方の「家」と感じるのはこの配慮のおかげなのですね。