土壁下地・・・竹小舞

お客さんのご要望で、屋根土、土壁の家を造っています。

屋根の下地工事が終わり、土壁を塗る為の下地の「竹小舞」を編んでいきます。

昔ながらのやり方で・・・

女竹(めだけ)で縦横のフレームを組みます。

フレームが組み合わると、縦の長い竹を横の女竹にしばって行きます

横に入っている「木」ヌキにたての竹を縛って行きます。

こうする事でて手の竹がガッチリ止まり家が揺れてた時も竹がずれない、

ずれないという事は、壁が割れないという事は、揺れに強くなる・・・家の揺れが少なくなる、これが先人の知恵です。

今年入った新入生も頑張っています。

段取り係の「なおき」

専門の業者さんはほとんどいない為・・・加藤建築の若い衆、棟梁、嫁さんで、竹小舞を編んでいます。

大工がいろんな事を経験する事で、業者さんと仕事のコミニュケーションの幅が広がります。

どんな事でもやって見て、経験を積んで、お客さんの夢と希望の詰まった「家」造りをこれからもやり続けます。

よく聞く話で、屋根土を載せると家がつぶれると・・・

構造(小屋組み)、タルキ、柱、大黒、女大黒に力を分散して、揺れにくくするための、差し鴨居を入れるので、

家が屋根土を載せたくらいでは、もちろん倒壊なんてしません。

先人の知恵を、後世に伝えるのが・・・棟梁の次の仕事です。

棟梁
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