ポーチ柱の根元の取替工事
連休中ですが、お客さんに無理言って工事をさせて頂きました。
ブログの中でご紹介した、「ポーチ柱の根元の取替工事」をご覧になって、
ご依頼してくださいました。
少し遠距離で、相談しましたが近所にやって下さる大工さんがいないとの事で、
棟梁、行って来ました。
柱の根元が2十数年でくさってしまいました。
木曽桧の芯去りの赤身の柱で、根元を取り替えました。
今回の取替方法は、このポーチの上は瓦が載っている庇なので、
ジャッキで1cm位しかジャッキアップ出来ないと思っているので、
小口の十字ほぞを後から差し込む形にしました。
柱の芯に15mm角の穴を掘りました。
4面同じように穴を掘り
穴の上から下に、7.5mm下がった所に切り込みを入れて、
柱を切断しました。
柱の中心部まで見事に腐っていました。
僕も初めてここまで腐っているのを見ました。
お客さんも驚いていました。
柱石の中心の円にはまるように加工しました。
ジャッキアップをして、収めてコミセンを入れて収めました。
四方このようにしてあります。
コミセンの位置から3cm上がった所で、下の柱の大きさまで(約4mmほど)削って、銅板をかぶせました。
雨が当たって、銅板との境に水が来ても、段差にはコーキングで盛ってあるので、水がうまく下に伝わって、石に到達したらタイルまで落ちてくれると思います。
石と銅板との境にもコーキングが打ち込んでありますので今度は根元が腐るような事は無いと思います。
しかし、お客さんには、コーキングの耐用年数は10年くらいなので、そのくらいに、もう一度打ち直しして頂くようにお願いしました。
岐阜からのご依頼工事でしたが、これからも何かあれば相談に乗って下さいとの事で、棟梁でよければ気軽に御相談下さいとお願いしました。
三河と違った建物の建て方がしてあるので、逆に棟梁が勉強させて頂きありがたい事でした。
T様勉強させて頂きありがとうございました。
棟梁
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