大黒柱・女大黒
棟梁の建てる家には、必ず「大黒柱、女大黒」が入ってい ます。
親父からの口伝で、一軒の家が繁栄する基本は、
お父さんがいて、お母さんがいる。
夫婦ともに白髪の生えるまで、仲良く、次の世代にバトンタッチ出来るのが理想、
そんな思いから、大黒柱であるお父さんがど~~ンと構えて、お母さんがサポートする。
家もその通りで、家の荷重、横風などの自然の大きな力を「大黒柱」で支える。
「女大黒」がサポートする役目を担っていきます。
時代が違うと言えばそれまでですが、姫路城でも二本mの大きな柱で支えている事を、ご存知だと思いますが、
お城に限らず、大きな柱(大黒柱)のある建物が長く建っていますよね!
意味のある柱だからこそ大事にしたい、そんな思いもあって棟梁は入れ続けます。
9寸(27cm)の大黒柱、7寸(21cm)の女大黒
大黒柱は、9年物、女大黒も8年物、じっくり自然乾燥させたものです。
両方とも癖が出ているので、四角くなるように、木取ると言いますが、
正方形になるように、削ります。
ここからが、家造りのスタートです。
棟梁
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