最終追記:2017年09月10日更新
愛知県新城市 Kさんファミリー家のすぐ横には山から流れる沢にきれいな水が通る、新城市八名井地区に全解体で新たに新築されたKさん宅。親戚でもある棟梁が訪れた時に、「家が傾いていない?」の一言…。この土台では地震が心配…急遽、棟梁に相談、そして新築することになり…棟梁の一言から始まったマイホームつくりをお伝えします。
傾いた家を新築で建替え。満足度120%の住まい
「棟梁の先代が手掛けた家を棟梁が建て替える…代を繋いだ新築工事」土台の傾きを親戚である棟梁に指摘されて、新築工事を決意されたKさん。工事を依頼するまでの経緯からプランニング、現在の住まい心地までのインタビューです。 お楽しみに!
◆第2話「プランニングから建前まで」(全4話)
建て前まで
問題点そしてプランニング
以前の家で困っていたことを棟梁に伝えることから始めました。
①駐車場から玄関が遠く、家をぐるっと回って荷物を下ろさなければならなかった。
②全体に窓が小さかった。
③暗くて、風通しが悪かった。
が3つの最大の問題でした。これを考慮しながらプランニングをお願いしました。
実際、プランを基に何度も何度も手直し、半年近くの時間をかけて調整したのですが、細かなところまで棟梁から声をかけてもらい、私たちも一緒に作っていく感じでした
棟梁からの提案には大黒柱を建てる重要性、動線を短くすること、階段の位置など、経験を元にいろいろと教えてくれたことから、私たちも気づくことがたくさんあって、すべてが納得した上で、どんどん進んでいきました。
いよいよ建前
去年3月7日に解体が始まり、4月23日にいよいよ建て前の日を迎えました。
一言で言いますと、驚きの連続の1日でした。
柱や梁になる見たこともない大きな木材が次々と組まれていく…中でもすごい音を立てて組まれる大黒柱の姿は圧巻で感動の一言でした。これがこの家を支える守る大黒柱なんだと。
正直、すごい数の太くてすごい木材がどんどん上に組まれて逆に大丈夫なんだろうか…とも思いました(笑)。しかし組上げられた姿を見た時は、これだけの立派な木材でしっかり組まれた家なら地震の揺れがきたとしても大丈夫だと確信しました。
先輩にご質問!
プランニングと言っても難しかったと思います。どのような切り口で考えられましたか?
住んでいて不便に思っていたことや改善してほしい点を伝えました。そのことで様々な提案をしてくれたことがプランニングの中心になりました。半年でおおよそのカタチができましたが、建築中の日々がプランニングの連続でした。
voice of the interviewer
いろいろな注文に応えてくれることで、さらに新しい発想も生まれ、もっと良い住まいへの足掛かりになる。そんなヒントを与えてくれるのは棟梁ならではだと感じました。