最終追記:2018年05月29日更新
夏と日本家屋の関係~4つのポイント
ながら・加藤建築でおすすめしている夏の過ごし方の中には「4つのポイント」があります。
その1 日本家屋の代表「土壁」

土壁は呼吸しているため、日本特有の湿気を取る機能は特に夏に力を発揮します。昔のようにボロボロと落ちない土壁づくりで、「思っていた土壁と違う」とみなさん驚かれるんですよ。
赤ちゃんにもうれしいですね。

また、自然素材の土壁の代わりに断熱材を使用もします。ながら・加藤建築では、全員が断熱材の施工技術者講習を受けているので、断熱材を国の基準に合わせて部屋と部屋との壁にも断熱材を入れるなど独自の施工を施すことで、防音効果や熱効率を上げています。
その2 窓を大きくしてたくさんつけること。

新築でない場合には、今ある窓に網戸にして可能な限り、たっぷりと風を通してあげることで涼しく過ごすことができます。もちろん風の流れも考慮して窓は設けています。季節によって、天気によって、時間によっても風の流れは変わります。さまざまな風が室内に入ってきて抜けていくことを考え、予測しながら設計すること、日本家屋の根本にそんな考え方があるのですね。
その3 西からの日差し、西日を極力入れない設計
庭などに面した広く窓面を取る壁側に柱などを立て西日が室内に差し込まないよう工夫したりします。採光よりも必要以上の室温上昇を防ぐ知恵として、西向きの外壁には窓を設けないようにします。

新築でない場合は、日本の伝統でもある「すだれ」や「よしず」を積極的に活用することが重要です。直射日光を室内に入れないというわずかなことですが、室温には非常に関係してきます。
日本家屋の「床の間のある面には窓がない」のはそんな理由からなんですね。
その4 床の基礎を高く設計。大きい風窓を付ける。
風窓があることで床下に風が流れができるので涼しい。これは床下を乾
燥させる役割もあり、光も入るのでシロアリも入りにくく家にもとてもやさしいのです。(もちろん、床にも断熱材を使用しています。)

特にながら・加藤建築では、基礎を高くとってあるので風窓の意味が活きてくると思います。日本家屋のこうしたポイントが、夏にも絶大な威力を発揮し、赤ちゃんにもうれしい過ごしやすい家なんです。
孫をもった棟梁だから気づくことがあるのです。
ながら・加藤建築株式会社 代表・加藤泰久自己紹介

日本家屋を建て続けて40年
自然素材の特性を生かし、長年の知識と高い技術
代表・加藤泰久(かとう やすひさ)
KATOU YASUHISA
東三河の皆さん初めまして、この仕事を始めて40年目(令和7年時点)
自然素材にこだわった家造りを続けています。
今まで培って来た大工の経験を活かし、新築からリフォーム工事など建築工事の全般を行っています。
経歴
平成24年 | 【第6回全建連建築技能競技大会にて、銅賞受賞】 |
平成25年 | 【第27回技能グランプリ大会にて、敢闘賞受賞】 |
平成25年 | 【厚生労働省ものづくりマイスターに認定】 |
平成27年 | 【第28回技能グランプリ大会にて、2度目となる敢闘賞受賞】 |
平成31年 | 【グットスキルマーク(厚生労働省認定)1級技能技師】 |
令和5年 | 【とよはしの匠認定】 |
令和6年 | 【愛知県優秀技能者表彰(愛知の名工)】 |
令和5年~ | 【豊橋大工組合副組合長】 |
令和5年~ | 【愛知県建設組合連合副会長】 |
仕事の内容
- リフォーム工事
- 新築工事
- 古民家再生工事
- 社寺建築
- エクステリア工事
- 土木工事
- 塗装工事
- リノベーション工事
ブログ
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最近では、左官工事の仕事もするようになりましたが、自然素材の家造りをこだわってい造っています。

漆喰塗り

コンクリート土間打ち