愛知県豊橋市にお住まいのHさまは、奥さまとお嬢さまと暮らす3人家族。この春、念願のマイホームを手にされて、3ヵ月と少し。今日は、棟梁と一緒にお話を伺ってきました。

こんにちは。本日は、お忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございました。この度は新築おめでとうございます。今回、ながら・加藤建築でご自宅を新築された感想などをお聞かせください。

結局は、信頼。

どのような経緯で加藤建築を選ばれたのですか。

前々から40歳までに家が欲しいって思っていたのです。それで、そろそろだと思い、家を建てることにしました。しかし、はじめは建売住宅にするか注文住宅にするかさえも決まっていなくて、とても漠然としていたんです。予算のことも建てる場所のこともありますし、建売住宅と注文住宅の両方のいいところ、悪いところもあるでしょうし、本当に多くの選択肢から選んでいきました。

そんな中、父(ご主人様のお父様)が、加藤さんのことを紹介してくれたんです。父は加藤建築さんとの仕事もしていて、加藤さんのしっかりとした仕事ぶりを知っており、「家を建てるなら加藤さんがいい」と、もう「選択肢はコレ一択!」という感じで加藤さんを教えてくれました。今はネットに情報がたくさんありますが、顔の見えない誰かのおすすめや情報だと、本当かなと思ってしまうことがあります。でも、自分の父親が言うことですし、その父が仕事を通じて知っていて信頼できるとイチオシするのですから、最も信頼できると思いました。予算的なことを含めて加藤さんは相談に乗ってくれましたし、建築中にもアドバイスをたくさんくれましたので、結果的にあの判断は正解だったと思います。やっぱり、信頼できるところが一番ですね。

すべて自分で決められること

建築中に印象的な出来事はありましたか。

そんな感じで、加藤建築の注文住宅にしたのですが、びっくりしたのは、こんなに自分で決めなければならないことがたくさんあるのか!ということでした。建売住宅では、決められることがあまりないでしょうし、大手住宅メーカーで建てる場合もここまで選択しなければならない場面はなかったのではないかと思います。こんなに自由に決められるの!?という驚きとともに、こんなにたくさん自分たちで決めなければいかないことがあるのかと、ちょっと大変だなと思ったほどです(笑)。加藤さんは「僕が住む家ではないから、住む人が決めるんですよ」と、判断を求めました……。でも、加藤さんは判断するための材料やアドバイスを丁寧にくれるので、それは良かったです。畳の種類を決める時も、カタログだけでなく、本当に現物の見本をもってきて、ごろーんと広げて見せてくれたんです。いやぁ、あれは本当に大きなものだったのでびっくりしました。それに家って住んでみないとわからないことってたくさんありますよね。加藤さんは「今までのお客さんの場合、住んでみた結果は〇〇のほうがよかった」などと経験者の意見に基づくアドバイスをくれました。

こうやってひとつひとつ自分がした判断でできあがった家なので、実際に住んでみても、なおさらに愛着がわいてきます。自分たちで決めて建てた家なんだなと。それとですね……。夫婦で決めなければいけないことがたくさんあったので、家のことを話題にして夫婦でいっぱい会話できたことがよかったです。夫婦のきずなもより深まったように思います。「自分で決断するのは大変、人に決めてもらいたい」という人には建売住宅もおすすめですが、なんでも自分で決めたいと思う方には注文住宅は本当に最適だと思います。

お気に入り、こだわったところを教えてください。

キッチンの吊り戸棚やワークスペースですね。それから唐傘天井も。どれも思った以上のものに仕上がりました。とても気に入っています。

キッチンには造り付けの棚が

キッチンの造り付けの棚は、上の吊り戸棚の内部の棚が昇降するんですよ。手が届かないような高い場所も有効活用できて、満足しています。これは、「こんなものが欲しい」と加藤さんに相談したところ、いいものを探してくれて、実現できました。

右手奥の造り付け書棚のようなところがワークスペース

ワークスペースはキッチンからの続き部屋の片隅にあるエリアです。造り付けの書棚のようなところが机になっていて、下が掘りごたつのように一段下がっています。ここに座椅子を置くと、ワークスペースになるのです。一番下の台が机になっていて、ここにパソコンを置いています。机の天板の部分は、前後に動かせるので、座ったり立ったりするときには奥に押し込んで出入りし、作業をするときに手前に引き出して使えます。これでパソコン作業も快適にできます。机の天板の上には棚が何段もあるので書類やプリンタなどを整理して置くこともできます。また、足元は掘りごたつのように一段下がっていて、冬場はここにホットカーペットのような暖房器具を置くこともできます。ここで毎日仕事をしていますが、とても使いやすいです。

唐傘天井

唐傘天井は、細かい造作で、訪れた両親もびっくりしていました。これはすごいと。
そして、この家は内装に樹の良さが生かされていて、シックで落ち着いているので、テレビ電話しているときに、映りこんだ背景を見て「あれ? 旅館にいるのですか」と聞かれたこともあるほどです。和室がある家がいいなと思っていたので、こんな風に言われるとうれしくなります。

じわじわと理解するその「よさ」

建てる前と建てた後、加藤建築の家のイメージは?

実は、最初に自分たちが考えていた「理想の家」は、加藤建築の家とはイメージがかけ離れていたんです。特に妻の理想とは……。理想の家はきれいな壁紙が張り巡らされていて、素敵な今風の外壁(サイディング)でと、大手住宅メーカーのモデルハウスのような家でした。一方、加藤建築の家というのは、昔からあるような和風で、外壁もガルバニウム鋼板で、内装も樹の木目をそのまま活かしたもの。今風のおしゃれな家というイメージではありませんでした。正直に言えば、加藤建築で家を建てると決めた後も、妥協してしまったかなと不安はありました。

しかし、実際に加藤建築で建てた「先輩」の家を見せてもらって、「これも悪くないかな」と徐々に思うようになってきました。聞いたところによると、その「先輩の奥様」も最初は加藤さんの和風の家はあまり好みではなかったそうで……(笑)。木目が前面に出た樹の家も、最初は、お気に入りの家具と合うかしらと不安がありました。でも、実際に家具を置いてみると違和感がないというか、意外になじむんですよ。

それに、家を建てる過程で多くの決断をして「決めてきた」家なので愛着もわいてきます。自分たちで家を建てた後、クルマに乗って街なかを走ってみると、ほかの家の見え方も前とは違って見えるようになりました。「うちのほうがいいじゃない、うちの家の壁は素敵よ」って思っちゃうんですよ(笑)。自分たちで決めた個性あふれる家だと自信を持って言えます。建売住宅や大手ハウスメーカーのよくある家とは全然違う、ほかにはないオンリーワンの家です。ただ、よい木材をふんだんに使っていますし、これだけ頑張って考えて建てた家なので、生活していて思わず気を遣ってしまうこともあるんですよ。物を落としたり、水をこぼしちゃったりすると、ああ、床に傷がついちゃう、染みがついちゃう!って思ってしまうんです。

今では夢のマイホームを建てられたと思っています。入居後、両親や親せき、友人を招待したのですが、「いいじゃない!」と褒められることが多いんです。予算を聞いて本当はもっと高かったんじゃないの?と言われることもあるほどです。ほかにはない家なので、そうですよね。そういうのってうれしいです。

加藤さんにひとこと

加藤さんにひとこと、いただけますか。

たくさんワガママを聞いてもらいました(笑)。妻も子どももとても喜んでいるので、それが一番です。本当によかった!
加藤さんは本当によいものを作っているので、技術をしっかりと残して継承していってほしいです。加藤さんの建てる家の良さを人に伝えていってほしいです。どんどん広めてほしいです。応援しています!

これから建てる方へのメッセージ

最後に、これから建てようと思っている方へメッセージをお願いします。

とにかくいろんな所をたくさん見て、話を聞いてみてください。私たちは最終的に加藤さんのところに決めましたが、それは人によると思います。後悔しないように、たくさん話を聞いて、調べてみてください。自分が納得するところにお願いするのが一番です。実現したいことをしっかり伝えて、アドバイスをもらって、納得する家づくりをしてほしいと思います。

本日は、お忙しい中、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。

最後に、H様邸の外観をご案内します。注文住宅ならではのオンリーワンで素敵なお宅です。

ながら・加藤建築株式会社 代表・加藤泰久自己紹介

日本家屋を建て続けて40年




自然素材の特性を生かし、長年の知識と高い技術

代表・加藤泰久(かとう やすひさ)

KATOU YASUHISA


東三河の皆さん初めまして、この仕事を始めて40年目(令和7年時点)
自然素材にこだわった家造りを続けています。
今まで培って来た大工の経験を活かし、新築からリフォーム工事など建築工事の全般を行っています。

経歴

平成24年【第6回全建連建築技能競技大会にて、銅賞受賞】
平成25年【第27回技能グランプリ大会にて、敢闘賞受賞】
平成25年【厚生労働省ものづくりマイスターに認定】
平成27年【第28回技能グランプリ大会にて、2度目となる敢闘賞受賞】
平成31年【グットスキルマーク(厚生労働省認定)1級技能技師】
令和5年【とよはしの匠認定】
令和6年【愛知県優秀技能者表彰(愛知の名工)】
令和5年~【豊橋大工組合副組合長】
令和5年~【愛知県建設組合連合副会長】

仕事の内容

  • リフォーム工事
  • 新築工事
  • 古民家再生工事
  • 社寺建築
  • エクステリア工事
  • 土木工事
  • 塗装工事
  • リノベーション工事

ブログ

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最近では、左官工事の仕事もするようになりましたが、自然素材の家造りをこだわってい造っています。

漆喰塗り

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コンクリート土間打ち